真のプロフェッショナルはどのように育まれるのか?

CNETのBlogで連載されている「梅田望夫・英語で読むITトレンド」が大好きで毎日欠かさず読ませていただいているのだが、数日前のエントリーで「欧州の個人が持つ力強さの源泉」というものがあり、そのなかで今北純一さんについて紹介されていた。

もう絶版になっているが、昭和58年(1983年)に今北さんが書いた「孤高の挑戦者たち」という処女作がある。彼がジュネーブのバッテル研究所で働いた経験をベースに、「真のプロフェッショナルとは何か」という問いを胸に、バッテル研究所のプロフェッショナル群像を描いた名著である。僕が20代後半で経営コンサルティング会社に就職したのは、この本を学生時代に読んだときの「ひりひりするような感動」を記憶していたからだった。今北さんはそれ以来20年以上にわたって、ヨーロッパから日本にメッセージを発信し続けていらっしゃる。著書も多数なので、ご存知の方も多いことと思う。最新刊は、将棋の羽生善治氏との対談「定跡からビジョンへ」と、「ミッション」である。

恥ずかしながら自分は今北さんという方もこの著書のことも存じないが、このエントリーを一目見て無性にこの本が読みたくなってしまった。探してみたら、復刊ドットコムなるサイトがあって100票集まったら復刊される可能性があるらしい。早速投票してみた。

なぜそんなに魅力を感じたのだろうか?僕をひきつけたのは「真のプロフェッショナル」という言葉だ。自分も職業柄、真のプロフェッショナルになりたいと常に思ってきた。そして、ことソフトウェア産業界でプロフェッショナルはどのように育っていくのだろうという問いに対する答えを捜し求めていたのかもしれない。日本では「プロ=職人=でっちぼうこう」のような、武士道をルーツとする概念の中で、いわゆる師弟関係でプロが育成されてきたという経緯がイメージしやすいし、現代においてもそういう構造が当てはまる部分が多いのではないだろうか?これがヨーロッパやアメリカではどうなんだろうか?
そんな問いに対する答えがもしかしたらこの本の中にあるかもしれない。。

もし同じ気持ちの方がいれば「復刊ドットコム」に清き一票を(笑)



欧米・対決社会でのビジネス
今北 純一

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勝負する英語
今北 純一


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定跡からビジョンへ
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羽生さん名人のオーラがキラリ、今北氏は・・終わってる
すごい本だ
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