プロ野球の行方が日本を変える?

お決まりのプロ野球ネタで、僕たちの身近なIT企業2社が東北への球団設立にしのぎを削っている。(ちなみに今日L社を訪問したら受付に大きな寄せ書きが・・・)
社員の皆さんたちは自分の会社が球団を持つかもしれないという事態をどのように感じているのだろうか?非常に興味深い。


今回の騒動(といっては失礼か。)、野球界以外への影響はどのようなものが考えられるだろうか? 期待をこめて書くと、

  • IT産業が東京集中型から地方分散型へとシフトしていく
  • メディア産業がマスメディア集中型からインターネットはじめ分散型へシフトしていく

といった効果は生まれないだろうか?


僕らにとって見れば楽天ライブドアも身近な存在だが果たして東北に住んでいる方たちはどうなんだろうか?それが今回の球団設立に端を発して身近な存在となってくれば、都市集中のITマーケットは分散し、ますます活気ずくのではないだろうか?
いや、マーケットだけでなく企業も積極的に地方オフィスを構えるようになるかもしれない。もともとITネットワークというものはgeometryの壁をとっぱらってくれるものであるはずだ。そこで働くエンジニアたちは本来東京にいなくても*あまり*困らない。だったら環境のよいところにすめばいいじゃないかとなる。
このあたりの(US)での事情はCNETの梅田さんのBlogにときたまエントリーされ、非常に興味深く思っていたのだが、日本でも同じ事が起きていいと思う。(軽井沢で仕事ができたら最高だろうなあ!)


次にメディアのことだが、今テレビ番組で「生」で見たいものってどれだけあるだろうか?なぜドラマが9:00に始まるから9:00に家に帰ったり、ビデオをセットしたりしなければならないのだろうか?「テレビ放送は時間が決まっている」っていう当たり前を取り除くと、疑問がいくつも浮かんでくる。「生」が重要なコンテンツの1つはやっぱり野球やサッカーなどのスポーツじゃないだろうか?
「テレビ」というライフスタイルは60年間僕たちが「型にはめられてきた」スタイルであって自然な形ではない。そして僕たちはインターネットという自由を手にしている。
後はいつ「テレビ」の牙城が崩れるかだけだ。IT企業が球団を持って、「インターネットコンテンツ」として野球を放送し始めたら・・・何かのトリガーとなることは間違いないように思える。


こんな期待を胸にこの騒動を眺めていると、だんだん他人事でなくなってきた。
2社ともがんばれ!