韓国のSNS変遷に学ぶ

http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20350572,00.htm

韓国のSNSの現状

勝ち組Cyworldの会員数は約2000万、人口の半数近く!! 驚異的。デジタルデバイドされた層を完全に取り込んでいるのだろう。

有料アイテムの売上が80%(広告が20%)!!これまた驚異的。よほど魅力的な空間を作り上げているのであろう。また、サイバーキャッシュを導入したことも、この売上を構築した要因か。

とにかくすごい普及率だ。

勝者が3回入れ替わった

Daum Cafe -> Freechal -> Cyworld と、勝者が3回入れ替わっている。
mixiもまだまだ安泰ではない。。(ここで筆者の分析だとmixiはまだDaumと同じ位置(SNS第1世代)だそうだ。確かに。)

Daum Cafe -> Freechal は、普及につれ機能に物足りなくなったユーザーの移動が起きたということらしい。この段階でネットに疎い層にまで普及し始めていたんだろう。

Freechal -> Cyworld は、有料化政策というFreechalの失敗が引き金となって、Cyworldがうまく受け皿になったという格好らしい。このあたりでは既に有料アイテムへの模索が始まっていたのだろう。

デザインやファッションといった要素もCyworld勝因の秘訣か?
確かにミニホムビーのページはかわいらしいし、自分を表現する方法がたくさん用意されているのかもしれない。

例えばmixiだと日記をつけるといった自分表現ぐらいしかない(?)のかもしれないが、Cyworldとかには、写真を飾ったり、自分のページ(=部屋)を有料アイテムで飾れるようにしたり、音楽を流せるようにしたり、多彩な表現方法が簡単に実現できる仕組みになっているようだ。

これからのSNS(なのか仮想空間なのかブログなのか、恐らくはみんなごちゃまぜなのか)

ファッション性:自分のページがあたかも自分の居場所、自分表現の場となるようなデザインの充実、いってみればSecond Lifeのような仮想空間的要素、が重要になってくるかもしれない。

有料コンテンツ:皆が使えば使うほど、広告収入だけでは食っていけなくなる。ほかのビジネスモデルができあがる必要がある。有力コンテンツ以外でも、企業からの宣伝になる何か(新しい形の広告といえばそうだが)、例えばSecond Lifeに企業が出展する動機と同じようなもの。

サイバーキャッシュ:コミニュケーションでお金が発生するような仕組みの構築。

そしてそして、日本特有の、

ケータイからの利便性:でも、ケータイからちょろちょろ使うだけでは国民の半数近くまでに広がることはないのかな。

結局、、、

3次元的仮想空間の雰囲気を漂わせるような、昔で言うPostPetや今で言うSecond Lifeみたいな形に発展していくのが今後の方向性だろうか。結局、Second Lifeがみんな飲み込んでいくのだろうか。。。